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シアター・イン・エデュケーションとは

シアター・イン・エデュケーションとは

イギリス発祥の演劇教育

演劇教育の歴史

 シアター・イン・エデュケーションはイギリス発祥の教育メソッドで、
真似たり演じたりして演劇を通じた演劇教育です。
イギリスは16世紀以降、シェイクスピアなどの出現により演劇文化が栄え、現在ミュージカルの礎となっています。

イギリスはアメリカに並ぶ演劇大国でもあり、その質の高い演劇教育はどこの学校にも取り入れられています。
シアター・イン・エデュケーションは本土を飛び越え、今や世界中で愛されています。

日本でも能や歌舞伎、日本舞踊など、素晴らしい伝統芸術は今日でも根付いていますが、
しかし、伝統芸術や娯楽文化は最低限の生活には必要なものとしては認められず、
欧米諸国のような発展には程遠いのが現実です。

その背景には、戦後の高度経済成長を急発展させるにあまり、
芸術文化よりも学問重視で、しっかり勉強して良い会社に勤めるための詰め込み教育を教えられてきたこと。
また日本人の奥ゆかしさなのか、我慢することが美徳とされること。
これらの認識が現代の教育方針として未だに残っているからではないでしょうか。

シアター・イン・エデュケーションのメリット

演劇を観るだけでなく、実際に何かになりきって演じたり、歌って踊って、からだ全体をいっぱい動かして、
感情をつかさどる右脳を刺激し、五感を感性を引き出していきます。

感情を動かすと記憶をつかさどる扁桃体が震え、経験値として長期記憶に残ります。

また、自分ではない何かを演じることで、自分自身の立場から相手の立場や気持ちを体現し、
思いやりや、コミュニケーション能力を養っていきます。

空想の中で想像力と表現力を身につける

例えば、実際にはないコップの飲み物を飲み干すシーンを演じるとします。
そのコップの大きさは?
温度は?
中身の味は?
飲んだ時の表情はどうするの?
などと見えないものにリアクションすることで想像力と表現力に働きかけます。

私たちも子どもの頃、自分がヒーローやヒロインになりきって遊びませんでしたか。
そう、空想ごっこです。
子どもたちは空想ごっこが大好きですね。
ただし、空想はあくまで自己都合の世界観であって、
内的要因では成長に結びつきません。
そこに課題を与えて、他人と一緒に演じるなどの外的要因が加わり、
新しい世界観を創造していけるのです。

自分ではないものを演じて、視点を変える

また、自分ではない何かを演じることで、自分目線から他人目線で演じることになります。
立場が代わると考え方や、見える角度が変わってきます。
相手の立場や気持ちを体現し、思いやりや、コミュニケーション能力を養っていきます。

はじめは恥ずかしいかもしれませんがそれも束の間、自ら率先して演じ出します。
子どもたちの順応性はとても早いですね。

エチュードが掲げるシアター・イン・エデュケーション

エチュードキッズシアターは日本でもまだ馴染みの薄いシアター・イン・エデュケーションに特化した
「エンターテイメント系学童保育」です。
子どもたちは本来、どこででも遊びだします。何でもオモチャにできます。
段ボール箱ひとつあれば秘密基地にさえしてしまいます。

そうして遊びの中から様々な物事を学び、成長していきます。


ティッシュのCM

先日子どもたちにCM企画体験をしてもらいました。
身近にあるもの商品に見立てて、CMの脚本を書こうというワークショップです。
みんなそれぞれ与えられた商品は違います。
先生たちは助言はしますが、アイデアは出しません。
あくまで子どもたちが考えたCMを一人15秒から30秒ほど発表してもらいます。

ある子どもはティッシュペーパーの箱を売るCMを企画しました。

「このティッシュペーパーはそんじょそこらのティッシュではありません。
この丸いところ(デザイン上の丸い絵)からビームが飛び出します。
びっくり!
なんと床に置くとキャタピラが開いて走り出します。
すごーい!
さてこのティッシュ、お値段○○円のところ
なんともう一つけて驚きの○○円!
お問い合わせはコチラ!!」

さもテロップがあるように両指を下にさしてCM作品を披露しました。

これには先生たちもびっくり!
何も教えていないのに、テレビショッピングのMCになりきって演じました。


子どもたちは遊びの天才です。
私たちは子どもたちの本来もつ感性をカタチにするのが仕事です。
子どもたちの感性を見える可して、表現豊かな子に育ってほしい。
そして、毎日楽しく過ごしていただける学童保育を目指しています。


文 多田修


プロのエンターテイナーによるエチュードキッズシアター体験会実施中!
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